「思いやり」と「気遣い」の違い

先日の講座で受講生からご質問があった「思いやりと気遣いの違い」について、
諸説ありますが、調べて考えてみました。

言葉の定義

思いやり・・・広辞苑によると「他人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち。
道場。想像、推察、思慮、分別」心が勝手に動く、とっさに体が動く、相手の心に寄り添う

気遣い・・・広辞苑によると「不都合、失敗がないように、あれこれと気をつけること。
愛にを思いやって気をつけること。心くばり。配慮。」

違いを考える

他人やほかの物に気を配り、迷惑にならないような配慮。

その場の状況を判断して相手のためを思って起こす行動。

明確な違いの定義はないようですが、あえて違いを見つけてみるとすると

・思いやりは「純粋に親切な心から出る行動の1つで、その形や大きさは様々」
一方、気遣いは「その場の状況に応じて周囲や相手のことを考えて行動すること」

・思いやりは「何の見返りも期待せずに自分が持っているものを分かち合う」
一方、気遣いは「今困っている人に手を貸す」

・思いやりは「考えた上での行動ではなくとっさに体が動いた感じ」
一方、気遣いは「あれこれと配慮すること、注意を払うこと。相手に対して失礼のないように、あれこれと心をかけること」

・思いやりは「相手が喜ぶようなことをすること」
一方、気遣いは「相手が嫌な気持ちにならないようにすること。気分良くいってほしいと言う思い」

いろいろな考えはあるとは思いますが、いずれにしても、
周りの人や物事に目を向けて見たり、感じていないと出来ないことですよね。

人と人、コミュニケーション、言葉にして伝える、態度で伝える・・・。

皆さんはいかがですか?

「思いやりと気遣いの違い」どう思いますか?

詳しくはおもてなしコミュニケーション認定講座でもお伝えしています。

この記事を書いた人

おもてなしパートナーズ