【ワインマナーの基本】ワインのおもてなしサービスを受ける時のスマートなマナーは?その2

ソムリエからサービスを受ける時、「ワインは好きだけど、詳しくなくて…」と戸惑ってしまうという方もいらっしゃるかもしれません。

一流レストランなどでは、美味しいお食事とお飲み物を楽しめることはもちろん、

高いおもてなしのサービスを受けられるのも醍醐味です。

お召かしをして行ったり、記念日やお誕生日など大切な時間を過ごすために訪れたりという理由などもあると思います。

特別な知識がなくても、ワイン好きであれば、ソムリエさんとの会話を気軽に楽しみましょう。

ソムリエはお客様に合わせた会話はもちろん、合わせた演出の仕方をしてくれます。

来店理由やお連れ様との関係性、その時の心情までも察知してお客様のニーズを察知しつつ、ワインを通してサービスしてくれているのです。

例えば、お客様が急いで来店し、少し汗ばんでいたり、まだ暑そうな様子の時は、ワインをあえて通常の適温より低い温度、少し冷やしたものをサービスしたりします。

そのお客様がワインを飲む時の体感温度を想定して、提供温度を変えているのです。

また、男性のお客様がお連れ様の女性をもてなしている時などは、男性を立てて、ホストとしての役割をより引き立たせたりもします。

ホストとして不安だとしても、さりげなくフォローしてくれるはずですので、もてなす場合には前もってソムリエにその旨をお知らせしておくのも良い方法です。

ソムリエはワインの知識がある単なるサービスマンではなく、お客様それぞれに合ったシーンと場を演出するおもてなしの達人なのです。

何かリクエストがあれば、気軽に相談すると臨機応変に対応してくれるでしょう。

ワイン選びについても、お食事とマリアージュするワインのお勧めを聞くだけでなく、造り手の情報やワイン作りのこだわりなども聞くと、より楽しめること間違いなしです。

造り手の情報などと言うと蘊蓄に思えるかもしれませんが、そのポリシーはワインの味わいに反映されているのです。

ワインの込められたおもてなしの心も知ることが出来るかもしれません。

このようにサービスを受けつつ、おもてなしの極意を学んではいかがでしょうか?

おもてなしされる側としてのマナーを知ることで、美味しいお食事とワインに舌を鼓みつつ、気持ちも満たされて、十分満喫できたら何よりですね。

おもてなしパートナーズの講座においても、おもてなしの基礎をお伝えしています。

新しい視点を取り入れて、さらにマナーを磨くと楽しさが増すこと間違いなしです。

この記事を書いた人

おもてなしパートナーズ